アンプの修理[TA-N220]

TA-N220ES アンプ

TA-N220

現在我が家で使用しているアンプの1つがこのTA-N220です。
ジャンク品をヤフオクで落札したものですが、出音が安定しません。
というわけで、修理してみました。

不具合の症状

まず電源を入れてもすぐに音が出ません。
これはパワーアンプですので、INPUTとアッテネーターしか接点がないのですが、どちらをいじっても変化なし。

プリアンプのボリュームを上げていくと、突然爆音がなるという症状。

その後は音がなっているが、音が小さくなるとバリバリとした音になっていくことがあるという感じです。

修理の方向

おそらくリレー接点が汚れているか寿命と思われます。
1988年の発売なので、もう28年もたっているので、接点を磨くことはやめ、リレーを交換します。

修理開始

まずはカバーを開けてリレーの型番を見ます。
この機種はAV向けでサラウンド用に4chのパワーアンプで、特に高級機種でもないので、ネットでもあまり修理情報はありません。
なければ手元にあるものを見る以外ありません。

DEC DH2SU

リレーはDECのDH2SUが使われていました。

このアンプは4chのアンプで、出力は1系統なので、リレーは2つあります。
普段はBTL接続をしているので、2つとも交換です。

DEC DH2SUの内部

外してみて、接点を見たのですが、黒くなっています。
磨けばまだ使えそうでしたが、またこの症状が出ると嫌なので交換します。

というわけで、早速このリレーがネットで買えるか検索!

ですが、買える情報が出てこないので、代替品を探しました。
そして見つかったのが、これです。

OMRON G2RL-2A

修理後の画像で恐縮ですが、OMRONのG2RL-2A DC24Vです。
今回はモノタロウで購入しました。1個359円(税込)なり。

修理中の画像は取り忘れてしまいましたが、リレーのはんだをはんだ吸い取り線で吸ってリレーを外し、新しいリレーをはめてはんだをするだけです。

結果

見事に復活しました!
もともとあまり色気がなく、中庸な感じの音質でしたが、リレーを交換しても特に変わりませんでした。

ともあれ、歪む感じが無くなっただけでも御の字です。
他の部品が壊れなければ、あと10年は使えるでしょう。

修理費

今回は合計775円(税込)でした。

資料

リレーは外してしまっていますが、他の部分の画像を掲載します。
ご参考になれば幸いです。

SONY TA-N220

SONY TA-N220

SONY TA-N220

SONY TA-N220 電源トランス

SONY TA-N220 底部点検板を開けたところ

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