久々に100均でカセットテープをゲットしました。これです。
Audio Cassette Tape
カセットテープ 2巻セット
と書いてあります。ちなみに裏は、
ご使用上の注意書きと「株式会社コメス」というググっても引っかからない会社名、そして韓国製であることが書いてあります。
ちなみに買ったお店はフレッツ柏店。
ここは以前は薦田のテープを置いていましたが、しばらくして在庫がなくなり、先日行ったらこのテープが置いてありました。
昨今100均では1本100円(税別)が多くなってしまったなか、久々の2本100円だったため、全く期待はしませんでしたが買ってみました。
さて、開封してみます。
開封すると1本ずつさらにシュリンクされておりますが、そのシュリンクにお客様相談センターの電話番号が。
どうやら韓国の番号のようですが、私、韓国語全くわかりませんので何かあったとしても日本語で話せるのかはっきりしない相談センターには電話できませんねぇ。
それに国際電話だし。
裏側です。
でかでかと「46」と書いてあります。
この数字はパッケージに「録音時間:分」と書いてあるのですが、2巻カセットテープが入っている状態だと、その文字の上に「46」がくるようになっています。
46分しか売っていなかったので、それ以外のラインナップはわかりませんが、もし60分や74分などあっても外側のパッケージは使いまわせるようになっているようです。
こちら側にはKYCと46と書いてありますが、シュリンクに印刷されているので、シュリンクをはがしてしまうと無地です。
シュリンクをはがし、カセットケースを開けるとカセットテープとラベルシールが入っています。
全てにおいてシンプルそのもので、チープ感満載です。
せっかくなので、テープベースの厚さを比較するために46分のテープを探してきました。
見つけたのはCDingMETALで、ノーマルとメタルの違いはありますが、比較してみるとあまり厚さは変わらないようです。
ノーマルなので、ポジション検出孔は埋まっています。
ですが、型の問題なのかハイポジもあるのかわかりませんが、ハイポジ用の孔の部分があります。メタルのはありません。
リーダーテープは普通の透明なリーダーテープです。
もちろんヘッドクリーニング機能なんてついておりません。
テープはノーマルらしい茶色のテープです。
色としては見た感じではマクセルのULと同じ色をしています。
それでは、早速デッキに入れて録音してみましょう!
まずはキャリブレーションを取ってみます。
これは調整前です。
デッキはSONY TC-K333ESLです。
無調整だと若干バイアスが深めで感度は少し低めです。
100均のテープとしてはましな方なのかもしれません。
キャリブレーションを取った後です。
バイアスは-10ぐらい、REC LEVELは+1.5くらいの位置でキャリブレーション取れました。
100均のテープはモノによってはキャリブレーションが取れないものもあるので、その点では良い方でしょう。
試しに、どこまでの入力に耐えられるか、録音レベルを最大にしてみました。
このデッキのメーター読みでLが+7、Rが+8が限界でした。もちろん音は割れに割れておりますので、使い物になるものではありません。
ここまでの時点で、なんとなく傾向がマクセルのULと似ているように感じます。
でも、若干ULより劣っているような気もします。
今までにSONYのHFやTDKのAEなども使ったことがありますが、そのあたりとも傾向的には似ています。
ちなみに、テープのハーフ鳴きは今のところありません。
個体差もあると思いますので、これが当たりなのか、他のもそうなのかはわかりません。
それでは、実際に音楽を録音・再生してみてチェックしてみます。
まず聴感上歪みを感じない最大レベルは+2前後のようだと思います。
ヒスノイズは大きめです。が、ローエンドのテープそのものというような感じですので、気にならない方は気にならないでしょう。
ヒスノイズの傾向も高域強めのような感じなので、録音する音楽によりけりです。
音質の傾向としては、若干低域が弱めになるものの、悪くないです。
1本50円なので、もっとひどいものを想像していましたが、良い意味で裏切られました。
が、決して良いテープとも感じません。普通のローエンドテープです。
さて、このテープはヒスノイズは大きめなので、ドルビーをかけてみたいと思います。
ドルビーCで録再してみましたが、結構問題ありません。
ただ、MOLがあまり高くないのでしょう、録音レベルをあまり上げると少々音がおかしくなります。
ノイズリダクションをかける場合は少し録音レベル低めに設定した方がよさそうです。
最大で+0くらいにメーターが振っていれば良いのではと思います。
私はノイズリダクション使わない派なので、ヒスノイズを感じても使いませんが、ノイズリダクションも使えないことはないテープです。
総評
現行製品で言えばマクセルのULと似た傾向のテープです。
薦田のテープは私の環境ではバイアス浅めの音(高域が強め)になるのですが、こちらは低域が少し弱いものの硬くキツい音にはなりませんでした。
1本50円と考えるとお買い得感はありますが、期待するほど良いものではないでしょう。
ただ、ここ最近はまともなテープが少ないので、その中ではましな方だと思います。
ご注意
この記事はもちろん個人の感想ですので、そのあたりはよろしくお願いします。
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