Windows10を入れているPCに、新たにCentOS7をインストールしました。
ところが、インストール完了後に再起動すると、Windows10が起動できない状況になってしまいました。
とにかく起動できれば良いという方針で、CentOSのgrubからWindows10の起動を選べるようにしていこうと思います。
PC環境は人それぞれ異なりますので、皆さんに参考になる事ではないと思いますが、自分用の忘備録として書いておきます。
なお、私はCentOS6までのイメージでgrub設定を変えようとしたところ、7からはgrub2に変わっているようで、設定方法がちょっと違っていて焦ったため、書いておきます。
PCスペック
DELL Optiplex 755 usff
CPU:Core 2 duo E4500
メモリ:1G
HDD:160GB
OS:Windows10とCentOS7
設定方法
※これ以降は全てCentOS側のターミナルで作業します。
1.ログイン後rootになる。
$ su –
パスワード:
2.ディスクの状態を調べる
# fdisk -l
このPCの環境では /dev/sda2 にWindows10が入っていました。
3./etc/grub.d/40_customにWindows10の起動に関する情報を書き加える。
# vi /etc/grub.d/40_custom
—
#!/bin/sh
exec tail -n +3 $0
# This file provides an easy way to add custom menu entries. Simply type the
# menu entries you want to add after this comment. Be careful not to change
# the ‘exec tail’ line above.
↓以下の部分を書き加える↓
menuentry “Microsoft Windows 10” {
set root=(hd0,2)
chainloader +1
}
—
4.設定ファイルを更新する。
# grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
5.再起動
# reboot
再起動後CentOSの下に「Microsoft Windows 10」というメニューが出ているので、選択すればWindowsが起動する。
その他の設定
人によってはWindowsが自動起動した方が都合が良い場合もあると思います。
その場合は下記の設定に書き換えてください。
/etc/default/grubを編集
※赤字の部分を青字に書き換えてください。
# vi /etc/default/grub
GRUB_DEFAULT=saved
⇒GRUB_DEFAULT=“Microsoft Windows 10”
まとめ
とにかく起動するようになってめでたしめでたしです。
また、おそらくWindows7や8.1でも上記の設定でいけると思います。(実験はしておりませんので、試される際は慎重にお願いします。)
なお、このPCは実験用のPCなので、メモリも最低限になっていますが、思いのほかWindows10はしっかり動いています。
もちろん時々スワップし、もっさりするので、メモリは多い方が良いと思いますが、使えなくもないです。
でも、最近のPCはメモリ1Gなんてのも少ないので、参考になりませんね。
XP時代のPCをアップグレードし続けている方でしたら参考になるかもしれません。
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