市柏の部活動活動方針が決定した件

この記事はFacebookに投稿した記事と同一です。
こちらにも書き記しておきたいと思います。

千葉日報が報じた記事について

まずはこの記事をご覧ください。

有料記事なので有料会員か千葉日報を購読している人しか見られないのだけど、記事の内容としては以下の通り。

市立柏高校の全部活に対して【平日3時間以内、休日6時間以内】、【休養日は年間100日以上】、【放課後練習後の自主練習は原則行わない】。

柏市教育委員会の田牧徹教育長は「部活動に一定の歯止めをかけ、ルールを作ることが生徒を守ることになる」

抜粋すると以上のような記事なのだが、言いたいことはたくさんある。
Twitterでは呟ききれないので、こちらに思いを書きたい。

本当に部活の活動時間を短くすると自殺防止になるのか

これについて、教育委員会から何も説明はありません。科学的な根拠は一つも提示されません。以前の説明会でも教育委員会側が感情論になり、聞いていて納得がいくことはありませんでした。

結局は部活動を縮小させたいだけではないのか

教育長の本音なのでしょう。「部活動に一定の歯止めをかけ」と言っているので、子どもを見ているよりは部活動反対派の先生や働き方改革、もしかしたら市長の意向なども強く意識しているだけで、学校に通う生徒や保護者の意見は、ほぼ無視で形だけ意見を聞いている態度を取っているだけだ実態だと思う。実際に保護者側で目の当たりにしてきたし、同じことを思っている保護者も生徒も多数なので、学校の主役である生徒は全くの不在状態で話を進めたことになることは明白です。
他の自治体でもたまに起こる、いじめの隠蔽などはこういう体質が生むのではと肌で感じます。
言葉は悪いが、全部第三者委員会が決めたから、全部第三者委員会のせいと、自分たちの保身しか考えず、誰にとっても幸せでない決定をする、何も考えられない機関になっています。

活動時間を短くしても成果は求められる

このことはこのニュースには書いてません。ですが、部活動をしたくてイチカシに入学してきた生徒にとっては、[自分の得意な分野が部活動だからその成果を出したい]という思いで入学してきています。
はっきり言って、こういう生徒にとって部活動は何よりも自分が生きるための自信や目標につながっています。
それなのに、短い時間で成果を出せと、誰も言っていないけれど生徒が自分でそう思うようなこの決定は、生徒に大きなプレッシャーを与えます。
子ども達はより余裕が無くなり、時間的なプレッシャーで逆に心が病むようなことが起こるのではと危惧しています。こういう可能性について、全く柏市教育委員会は説明がありません。

部活動については賛否両論だとは思います。
ですが、私には部活動を生きがいと感じている生徒から、部活動を取り上げることはできません。
たった3年の高校生活。部活動をできる時間はその中でも2年程度。
思う存分自分が目指すものに挑戦させてあげる気持ちが学校を管理する者にはないのかと落胆しています。
教育とは何なんだろうか。大人の言う通りに動くロボットを作る事なのかと、特に最近は感じます。
自分で考えられない人間を量産するのかと。

私は、市柏だから特にこう思うのです。
市立柏高校は、柏市唯一の市立高校。
その存在意義は柏市はどう思っているのか。
今まで、さんざん音楽の街かしわといってイチカシ吹奏楽部を利用してきた。
イチカシの吹奏楽部がコンクールやマーチングで全国出場したり、特に金賞を取れば柏市のウェブサイトでも絶賛してきた。
でも、これは誰が頑張ったのですか?
誰が何のためにその成果を出してきたのですか?

生徒が自分たちのために頑張った以外に、私は思いつきません。
もちろん、吹奏楽部以外の部活も全力で頑張ってます。
例えば女子バスケ部もウインターカップ出場など頑張っています。
他の部活も惜しいところまでいっています。
学校に行ったときに見る活動している顔はみんな輝いています。

方針を決めた人たちは、この生徒達の意見をなぜ真摯に聞かなかったのでしょうか。
もし聞いているというなら、生徒達が自主的に集めた署名はどのように処理したか、非公開などせず全世界に公開すべきです。
これができないなら、話を聞いたなど言えません。
都合の悪いことは全て隠蔽していると言われても仕方ないでしょう。

柏市は市柏をどうしたいのでしょうか。
特色のない平凡な学校に変えていきたいのでしょうか。
高校生は勉強”だけ”していれば良いと考えているのでしょうか。
イチカシの卒業生達が築きあげてきたイチカシの特色を簡単になくそうとしているのでしょうか。

校長先生にはお忙しい中、この強い思いを何度か聞いて頂きました。
そして、アドバイザリーボードでも校長先生が何度も食い下がってできるだけ活動できるように働きかけてくれたと、別のところからも聞きました。
結果としては納得のいく方針ではありませんが、校長先生には本当に感謝しています。
もし別の方だったらもっと活動できていなかったかもしれません。
生徒と同じようにイチカシを愛しイチカシのために戦ってくれた素晴らしい先生だと思います。

何を言っても今回の決定は残念でたまりません。
決まったことが悪くても決して覆さない、もしくは覆せないのが公務員だと、私は偏見がありますが、教育に関する事はしっかりフィードバックを調査し反映して、良くなかったら改善するようにしてもらいたいです。
一地方自治体の事とは思わずに、他の自治体も似たような状態だと思います。
生徒が希望を持てない学校にしていくことに、何の躊躇も感じていないのなら、明るい日本の未来はないのではないかと本気で思います。

ともかく、教育委員会で最終決定したなら、今度は1カ月以上前から説明会の日程を決めて、生徒や保護者に周知し、しっかりとあなたたちの口で再度説明会を開くぐらいはしてもらわないと、生徒も保護者も納得できません。
以前のように、1週間くらい前に急に説明会しますって言うことはやめてください。
仕事していればそんな急に都合つきません。
そして、時間はたっぷりと取ってください。
前のように時間切れで質問できないようなことがあると、説明会の意味がありません。
教育委員会の方も、ネットで情報収集していると聞きました。
私のこの文章まで見てもらえるとはわかりませんが、もし伝われば良いなと思って書いています。
何よりも生徒達の明るい高校生活を願って。

コメント

タイトルとURLをコピーしました